ビックデータとAIの時代
21世紀に入り、私たちは膨大な情報に囲まれた社会で生活しています。
データはその重要性から「21世紀の石油」とも呼ばれています。
特に、次の3つの特徴を持つデータが「ビッグデータ」として認識されています。
オフィスデータやソーシャルメディアデータなど、様々な形態のデータがビッグデータとして存在しています。
近年、AI(人工知能)の発展により、ビッグデータはより一層注目を集めています。
AIは膨大なデータを解析し、新たな洞察や予測を生み出す能力を持っています。
この相乗効果により、データから得られる価値が飛躍的に高まっています。
従来、これらのデータは公開されることが少なかったですが、
今ではデータを公開し、多くの人々に利用してもらう「オープンデータ」の活用が増加しています。
AI技術の進化とともに、新たなビジネスチャンスを創出し、企業や組織にとって重要な収益源となっています。
ビックデータが切り開く未来
「Society 5.0」の目標を達成するには、データと技術を駆使することが重要です。
その代表的な技術が、人工知能(AI)です。
AIは大量のデータを学習し、さまざまなパターンを見つけ出すことで、私たちに新しいアイデアや解決策を提案してくれます。
その基盤となるのが、ビッグデータです。
AIと向き合う
AIは私たちの生活の未来に欠かせないものになると思います。
ECサイトやSNSでは、私たちの行動履歴や検索履歴が収集され、AIによって解析されます。
そして、ECサイトでは過去の購入履歴に基づいて商品が提案されます。SNSでは投稿内容やトーク履歴からおすすめの人やコンテンツが提示されます。
AIの解析によって、より便利にサービスを利用できます。
しかし、これが一歩進むと、私たちの生活のあらゆる面がAIに導かれていると感じることもあるのではないでしょうか?
アプリに登録したスケジュールやSNSの会話履歴が全てがAIによって解析され、私たちに最適化された提案がなされていく....
自分で考えなくてもAIが導き出してくれる....
私は、大量の個人的な情報と引き換えに便利さばかりを求めてしまっていると感じています。
AIやビッグデータの活用は多くのメリットをもたらしますが、個人情報の扱いや意思決定の自立性に関するデメリットも無視できません。
どちらの側面も理解しながら、慎重に技術を利用してほしいと思います。